会社の健康診断⑤

会社の健康診断④」では、営業利益よりも経常利益が大きい場合の例題を使って損益計算書から会社の健康診断(経営成績)を説明しましたね。このような場合、営業外収益が大きくなっています

要因として、本来であれば、売上高として計上すべき収益が、「雑収益」などの営業外収益勘定で処理されている可能性が挙げられます。

そのため、「雑収益」などの営業外収益勘定に売上高として処理されるべきものがないか確認をしてみてください。また、今まで「営業外収益勘定」として処理していた業務が、業績拡大などの要因で、本業の1つとなっている場合、「売上高」として処理するなどと適正な科目へ修正していきましょう。

 

今回の「会社の健康診断⑤」でも、例題を使って損益計算書から会社の健康診断(経営成績)を説明します。

 

●会社の健康診断⑤~損益計算書から会社の健康状態(経営成績)を診てみよう②~

 

例題:営業利益と比べ、経常利益の額がかなり低い場合

 

このような場合、営業外費用が多額になっていると考えられます。

要因として、金融機関等からの借入金に対する利息の支払いが多額になっている可能性が挙げられます。

そのため、借入金の返済方法等を検討するなどして、支払利息を抑えるようにしていきましょう。

 

また、上記の要因の他に、手形をよく割り引いてたり、営業外費用に、本来ならば販売費及び一般管理費などの費用が含まれていないかの確認もしてみてください。

 

 

 

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