相を取らざれば如のごとく不動なりー

2015年、2016年は、ある意味、私にとっては”講師年”であったかもしれません。

 

講義する内容は、自分自身の創作の場合もありますし、きっちり、内容を規定されていたものもありました。

どちらをとっても、まぁ、それなりにキツイこともあったし、楽しかったこともあったし・・・でしたね(^_-)-☆。

 

即興は、多少 難易度高くても、講師として しっかり準備しておいた場合は、講義をするのが 緊張よりも、むしろ楽しみ(*^_^*)、という経験もけっこう、してきました。

 

飯塚毅先生のご著書のなかで、 「相を取らざれば如のごとく不動なり」という、大乗仏教の『金剛経』にあることばがあります。

 

「どのようにして、人のために演説をしたらよいのですか?」との問いに、お釈迦さまは、「相を取らなければ、如の如くに不動なのだ」と答えます。

相とは、「自分の観念」のこと。

やっぱり、人前に出て演説するのは、人の数とか視線とか、その後のアンケート結果!?だったりとか、会場の照明とか雰囲気とか、で緊張してしまいます。

そういった要素を受けて、自分の身体や心で、自分自身でストレスや不安などをつくってしまう。

 

「相をとらず」というのは、そういう要素を自分の心の中に取り込まない、たとえば鼻で嗅いだらそれっきり、皮膚で触れたらそれっきり、心の対象としての観念をもったらそれっきり、で、更に、自分の心の方から、”オマケ”を追加しないことが、”如のごとく不動”なのだ、といっています。

 

 たとえば、以前、人前でのスピーチで失敗してしまい、それ以来、悪夢のように、人前で話すのが苦手になった、というケースは良く聞きます。

 

どうしても、人は、過去を思い出して、その延長を未来(憂い)につなげてしまう。。。(涙)

 

「相を取らざれば如のごとく不動なり」は、まさに、 ”今、ここ、自分” の境地。

過去も、未来(の憂い)もない、状態。

こんな境地が、一番の幸せ、です(^^)/。

 

このような境地に至るには、瞑想が有効、とありますが、

私がいま、マスター中の ”認知療法” でも、未来のマイナスの要素はけっこう、消すことが可能だと思います。

 

 お寺で座禅を組む若い女性(伊万里市本光寺)

 

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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