間合いや見立て、本歌取りの精神を学ぶ・・・
1月24日に はじめて太田市の景観賞の表彰式に参加してみました。
今年で早くも 15回目を迎えるのですね。
まちの景色は、残念ながら・・・といいますか やはり工業製品たる建造物で構成されている
といっても過言でないというか・・・
そんななかでも 小さな自然やひとの心にふと優しさを添えるような景観が増えていくのはとても素敵なことだと思います。
表彰式の後の講演会は、太田市のご出身で東京のオフィスにて建築事務所を経営されてる
針谷賢(まさる)氏。
市内でおや?とふと足を止めたくなるようなオシャレな建築物は、ほとんど針谷先生の手によるものだと思ってもいいくらいのご活躍ぶりです。
当初はやはりカフェや飲食店が多かったもの、
最近手掛けられた建物は、 「あれ?あの建物はカフェかな?いや、オフィスだったのかー!」
といった新鮮な意外性のある作品。
クルマの運転中に気づくのは楽しい^^
その建築デザインの神髄は、日本古来の伝統美。
”間合い”や”見立ての文化”、”余白の美” などです。
大徳寺や閑谷学校、また、法隆寺などの伝統的建造物がヒントに!
私たちは普段目にしている建造物の、
美しいと感じる(日本人的な)エッセンスが、実は巧妙にデザインされていたのですね。
こうした文化は、日常のなかに隠されてしまっていて、意識して観察していないと
一生、気づかず通り過ぎてしまいそうで、このままではいけないな、と思いました。
また、和歌等の思想における「本歌取り」。
カナメは、意匠を真似るのではなく ”先人の目指したところを真似る” ということ。
ごく浅い、パクリでは決してないのです。
針谷先生のご講演で 大変貴重な考え方を教えていただきました。
さて、自分ではこれからどうするか・・・・?
見立て(比喩)の意識化?
師とする方々の思想を研究する?(そののち本歌取り)
日本的美意識を日常で探し出す?
こうしたワクワクを感じられるのは芸大を卒業したからかな?
これをきっかけに 自分に問いを立ててみたいと思います。

