「食前観・食後観」をもって、心も満たす

先月の6月の週末に、宇都宮にある大谷資料館などを訪ねました。

 

大谷石を切り出した跡の地下資料館は、室内10℃の冷蔵庫並みの温度で、

お腹が弱い私は、事前にちょっと心配になりましたが、一応、持参した上着をしっかりと着込んで

楽しく過ごせました^^。

 

 

すぐ近くの大谷寺にも立ち寄り、大谷観音さまにもお会いしてお祈りをしてきました。

 

資料室のなかをじっくり見ると、”食前観”と”食後観”を書いた用紙が置いてあり、それを一部、いただいてきました。

 

<食前観>

吾今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって、この清き食を受く、

つつしんで食の来由をたづねて、味の濃淡を問わず、

其の功徳を念じて、品の多少をえらばじ 

 

・・・・ いただきます

 

<食後観>

吾今此の清き食を終わりて、心ゆたかに力身に充つ、

願わくば、此の身心を捧げて、己が業にいそしみ、

誓って、四恩に報い奉らん 

 

・・・・ ごちそうさま

 

 

たべものをいただく際の、この感謝のことばは、

現代よりずっとずっと粗食だった頃につくられたことばだと思うのですが、

これよりずっと、贅沢な食生活を送っている私たちは、あまりにも、食に対する感謝の念は忘れがちですよね。

 

他の生命をいただいて、私たちは生きているわけですから、この文章を、手帳やノートに記し、

また、冷蔵庫?などに貼っておいて、

感謝の心で、日々、(ベビーステップでも)自分を進歩させていきたいと思っております。

 

 

(下の写真は、大谷石を切り出してつくられた、公園内の平和観音様です)

 

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