これこそ最新?ロボットにみる”弱さ”という武器

昨年は暮れの時季、 まいとし ”ヒット商品番付”が発表されるわけですが、

たまには「商品番付の歴代」を顧みてみるのも楽しいですね!

 

”平成の歴代横綱”で、平成元年(1989年)は、西では、「1円玉」。

一瞬、ん?と思いますが、これは、消費税が導入されたからです。

消費税が導入された後、「1円玉」は、準主役級に活躍するようになったわけですね!

 

 

そして、1990年をみたら、西の横綱で「ファジー家電」。

 

おぉ、そういえば、そういうことばあったよなぁ~、と。

 

さまざまな家電が、ぐんっと賢く便利に、そしてより身近な存在になった頃。

 

たとえば、「ファジー」の意味について、ネットから情報を借用すると、

ファジーとは英語の“fuzzy”からきたカタカナ英語で、「あいまいな」「ぼやけた」といった意味で使われる。

そして、

1990年代に入り、人間の思考や行動にある曖昧さをを取り入れた家電製品が登場。

とあります。

 

たしかに、”まぁ~、なんとか・・・” といった曖昧さ、”人”にとっては快適ですものね!

 

それで、たとえば「洗濯機」 でいえば、

センサーによって水量を設定したり、洗濯物の汚れ具合や泥、油などの汚れの質を光センサーによって、

その透過率で検知して最適な洗濯時間を設定できたりすること。

 

これって、しっかり「ファジー理論」に基づいた技術開発なんですね。

 

人間の曖昧さや弱さを、機械がその能力として備え持つことが 人間の快適な生活向上に役立つのですね!

 

 

 

現在、モーレツな勢いで世界中で、AIの開発が進められていますが、

 

あえて、”弱い”コンピュータ(ロボット)を開発する技術者もいらっしゃる、新鮮で風変わりな?記事を見つけました。

 

AIは頼もしくなる限りですが、この場合、人が本来できることもどんどん放棄されてしまい、

人間の、さまざまな機能や役割がマヒし、無能化してしまうおそれもあります。

 

だから、あえて、ロボットにも「弱さ」という”機能”を持たせ、人の力もちゃんと引き出して協働する、

という理念に基づいた開発なのだそうです。

 

人間の弱点を補う(はずの)、これからの研究開発も、その副作用として、

人間のもつ可能性そのものが弱くなってしまう現象も起こってしまうと思います。

 

「弱さ」、「曖昧さ」をもつ(保持する)ことは、天から与えられた「強さ」を保持することでもあるのですね!

 

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