”価格”の消費者心理は敏感で曖昧…?
米の価格が高止まりしから暫くそのままの時間が経過していますね。。。
近所のスーパーでは、毎月数日間だけ、お米類がセールになるのが恒例でしたが
高騰化以降、このセールはやめてしまいました。
ということで、毎回、お米が欲しいときはズバリ!『定価』で買い求めるのですが、
ふと気づくと、
いつでも『定価』であることで
かえって”安心して”つまり、セールを意識せずに買える、という心理状態になっていました。
それは セールの時に買えないと「あぁ損した~」と嘆きを発することがなくなったという意味で。
「高い 高い」とつぶやきながらも、私たちはいずれの価格にも慣れてしまうようです。。。
価格は往々にして、下方硬直性がありますが、
賃金もまったく同じですね(賞与の額では変わることはありますが)。
以前、ある会社での実例ですが、
一時的にものすごく利益がでて、臨時賞与的な多額の給与を社員たちに支払い、
社員たちは喜んで、経営者に感謝する日々でしたが
次第にその給与(賞与)水準が当たり前になってしまい、業績に陰りが出始めた時、
給与額が少しでも下がると、経営者に不満を漏ら始めました。
ここでも、(給与という)価格に慣れてしまう現象が起こります。
これは不衛生要因といいますが
仕事のやりがい なんてのはカヤの外に置かれてしまいます。。。
価格は心理的要素ととても関係があります。
食料品等の消費税率をゼロとしても、やがてそれに慣れてしまう。。。
需要の増加は、人手不足や材料不足などを招き、
『本体価格』が上昇するに違いありません。
そして、消費税が復活した場合は・・・・
その際の消費者心理には 目も当てられませんね・・・
”価格”には、客観的な目で冷静に判断したいものです。

