兼業・副業の調査結果から・・・

東京商工会議所による、中小企業の ”兼業・副業” に関する実態調査をまとめた結果が新聞にありました。

 (なお、先日、政府でも「働き方改革」として正社員の副業や兼業を後押ししていましたね。)

調査対象となった702社のうち、 「積極的に推進」が15%、「やむを得ず容認」が16%、「将来的に容認」が25%あったという結果が出ていました。

その背景として、本業での賃金水準が低く、社員の兼業要望を受け入れざるを得ないというケースを挙げています。

 

ただ、大手製薬メーカーでも、副業を制度として容認する試みを始めたことも話題になりました。

他の有名な大手企業でも(とくにIT業界では)、以前から積極的に推進していたように思います。

 

以前聴いていたラジオで、その大手製薬メーカーが、このような制度を導入した理由として、

会社にとって、社員が社外で価値あることに取り組むことで、会社にとってもシナジー効果があり、メリットの方が大きいと考えること

また、社員にとって、会社は居心地の良い職場のようで、とても離職率が低く、離職のリスクはもともと少ないと思う、とのこと、でした。

 

・・・ところで、会社の経営理念に ”社員の物心両面の幸せ” を明文化して謳うところも ないところも、そういった視点はどの会社でも持ち合わせているのだと思います。

 

そこで、ちょっと難しいのが 物心両面のうちの ”心”の部分。

”心”は本人の”価値観”に依りますので、経営者側が一方的に”定義”できない部分です。

 

会社に100%貢献してくれる存在は有難いのですが、意欲ある社員は、もっと、他のことにチャレンジしてみたい! と少なからず考えます。

そのチャレンジ精神を見守り、応援することも、”物心の幸せ”のうちの ”心”の幸せのほうの追求なのかもしれませんね。

 

同時に、”社内だけで通用する人”を単純に増やすだけなのも、会社にとって むしろデメリットが大きい。。。

 

 これからは、社員の働き方も変わり、”物心両面の幸せの追求”のあり方も変わっていく時代なのかもしれません・・・

 

 南の島で電波を求めて歩くポケットWi-Fiトラベラー

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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