今後の後継者”アトツギ”支援の展開に期待したい!

昨日の税理士会時の研修で

令和5年度 群馬県の事業承継支援事業について

県の産業経済部地域企業支援課の方々にご講演にいらしてくださいました^^。

 

県の事業承継支援で 興味深い取り組みが

後継者イノベーション支援プロジェクト GUNMAアトツギ部

https://note.com/gunma_atotsugi/n/n514eac5d90a2

 

当初、仕組みがよく ? でしたが

なるほど 面白い企画だな~と思いました。

 

それは、群馬県の中小企業の後継者のアトツギ事業の拡大を目的に

後継者に寄り添い伴走する”メンター”を選任し、

後継者の第2創業のような取り組みに対して マーケティングや商品開発等をそのメンター(スペシャリスト)たちが支援するという仕組み。

興味深い点は、そのスペシャリストたちは、都内で働く会社員(30~40代)等であり、

本業を持ちつつ、「副業」としてアトツギを支援するというところ。

 

群馬県という地方の稼業を

都内の若い感性を持った、その道の専門家が

新たな視点をもって、魅力あるプロダクトなどを後継者とともに開発&支援する。

 

 

ただ、私が率直に思った、ちょっと残念と感じたこと。

 

それは、アトツギ支援を受ける後継者の「応募条件」項目にある

『新規事業・新商品があり、既に事業化に向けて取り組んでいること』

という条件。

・・・これは、かなり難易度の高い条件だと感じました。

関与先にも、そうでない知り合いの経営者の会社でも

それなりに後継者はちゃんといて、きちんと育っています。

でも、新規事業や新商品の事業化を試みている後継者がグッと少ないです。

 

むしろ

自社の技術やノウハウ(祖業)から、どう新規事業や新商品を生み出すか・・・?

この壁を後継者とともに突破できるメンターが欲しいところ。。

 

そうなると インハウス系でもいいのですが

ここは 独立系で活躍しているプロダクトデザイナーの出番ですね!

こうした試みがあってもよいのでは?と感じました。

 

こうした新たな支援の展開も今後、楽しみではあります。