事業承継の場面で”フューチャーデザイン”企業版!

まだこの世に存在しない将来世代を議論に巻き込む・・・

 

大学教授など学識者から提案されたフューチャーデザイン(FD)というワークショップの実践風景が新聞で取り上げられていました。

 

まだ見ぬ7世代先の子孫の利益を考えてものごとを決めたと伝わるアメリカ先住民のイロコイ諸族に着想を得て、提唱されたのが、このフューチャーデザイン。

 

「今日は2073年1月31日。町の姿を想像してみてください。」

 

せいぜい 1,2か月先を予定するのが精いっぱいな私たちが

いきなり そんな”問いかけ”をされても初めはピンとこないかもしれません。

けれど、私たちの子供たち世代あたりが高齢者になって、孫世代が壮年期になる頃・・・

と思えば、結構、想像できるかのかも。

遠い未来、と思っていても 案外、近い将来なのね と気づくはず。

 

地球温暖化は、どうなってる・・・?(現時点ですでに悲鳴)

日本の財政はいったい・・・・?(同上)

今済んでいる地域に住民は何人いるの・・・?

AIはどこまで進化している・・・?

など

現代人が想像力をめいっぱい働かせて、将来を生きる人たちのことを考えてみる。

 

このFD、「まちづくり」の一環で、地方の一部の自治体で実践されていますが、

いずれも人口が少数なコンパクト市町村での実施が限られるような印象を受けました。

すなわち、人口が多い都市ではあまりにも利害が錯綜しすぎて合意が難しい、という現実があるのでしょう。

 

これと同じ原理を 会社の規模、に置き換えてみても納得できます。

 

経営者と社員の”心理的な”距離が近いのは、

やはり、中小(零細)企業 でしょう。

 

つまり 社員数の少ない企業ほど、

実はともに将来を語り合いやすい! といえるかもしれません。

 

そして、

事業承継の場面で、このフューチャーデザインの発想は、かなり生かされると思います。

2073年という50年先でもいいし、あるいは10年先でもいい。

将来の一地点を見据えて、今からどんな行動を始めるかを

原経営者と後継者とで楽しく話し合う。

 

否応なしに、会社の経営も未来に向かって流れていきます。

現在もラクではけれど、

このままでは、もっとダメ。

だから、後継者と一緒に なんとかしたい!

と考えている経営者。

 

対面で、ワークショップ型etc

形式はいずれも問いません。

毎月訪問する時間内でも可能です。

 

私たちと一緒に、

後継者とともに

フューチャーデザインを自社で実施してみませんか?