令和3年4月1日から価格表示が「総額表示」に戻ります

今日から4月が始まり、新入社員の入社やプライベートでも変化がある月ですね。

今回は4月からどうして、価格表示が「総額表示」なるのか説明します。

 

●令和3年4月1日から価格表示が「総額表示」に戻ります

 

消費者に対して、商品の販売や役務の提供を行う場合、いわゆる小売段階の価格表示をするときには、「総額表示」が義務づけられております。

 

ですが、消費税率が8%、10%と2度にわたる消費税率の引き上げに際し、消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保及び事業者による値札の貼替え等の事務負担に配慮する観点から、総額表示義務の特例として平成25年10月1日~令和3年3月31日までの間、「現に表示する価格が税込価格であると誤認されないための措置」を講じていれば税込価格を表示することを要しないこととされていました。

 

今回の令和3年4月1日からの「総額表示」については、この「総額表示義務の特例」が終了することにより、戻ることになります。

 

ちなみに、総額表示義務の対象となる取引は、消費者に対して商品の販売、役務の提供などを行う場合、いわゆる小売段階の価格表示をするときになります。

※そのため、事業者間での取引は総額表示義務の対象ではありません

 

 

 

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