会社の健康(指標)を診てみよう③

「会社の健康(指標)を診てみよう②」では「営業利益と比べ、経常利益の額がかなり低い場合」と「売上総利益は黒字だが、営業利益がマイナス(赤字)の場合」どのような点に注目するかを説明しましたね。今回の「会社の健康を診てみよう③」では前年同月の損益計算書(試算表等)と比較しながら、「売上高が前年度と比較し減少しているが、売上原価は前年度と比較して増加している場合」について説明します。

 

会社の健康を診てみよう③~損益計算書から会社の健康状態(経営成績)を診てみよう③~

 

●売上高が前年度と比較し減少しているが、売上原価は前年度と比較して増加している場合

 

このような場合、「売上総利益」が減少傾向にあります。

 

要因として、販売価格が減少していたり、仕入単価が上昇している可能性が挙げられます。

 

「前年度と同等の販売数量だが、販売価格が減少したため「売上総利益」が減少傾向にあるのか」または「前年度と同等の販売数量で、販売価格は変更していないが、仕入単価が上昇しているのか」「前年度と同等の販売数量で、販売価格は減少し、仕入単価が上昇しているのか」など、「売上総利益」がなぜ、減少傾向にあるのかの要因解明をする必要があります。

 

 

※当ブログ上の情報は記事作成時の法令などに基づいて作成しております。また、税法の改正や個々の事情により掲載の内容と異なる場合があります。当ブログおよびその内容に関し如何なる保証もいたしませんのでご了承ください。

 

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

お気軽にご相談下さい。
公認会計士・税理士 権田 俊枝

〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階

tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*