売上や仕入、経費など「期ズレ」にご注意を!

ゴールデンウイークも終わり、5月も中旬に入りましたね。3月決算の会社は着々と申告書作成の準備等が進んでる頃ではないでしょうか?

そんな中、気を付けてほしい売上や仕入、経費などの「期ズレ」について説明します。

●売上や仕入、経費など「期ズレ」にご注意を!

 

「期ズレ」とは、当期に計上すべき売上や商品・材料仕入、経費などが翌期にズレ込んで計上されるたり、翌期に計上すべき売上や商品・材料仕入、経費などが当期にズレ込んで計上されることをいいます。

 

「期ズレ」で注意すべき点の1つ目は、売上(収益)の計上のタイミングです

売上の場合、原則として商品や製品などでは「商品や製品等を引渡した日」、サービスを提供している場合では、「役務提供が完了した日」に計上します。

例えば、請求書の締日が25日で、決算日が3月31日の会社の場合、請求書のタイミングで売上を計上している場合では、3月26日~3月31日の売上が翌期の売上にズレ込んでしまうことになります。

 

2つ目は仕入・経費の「期ズレ」が無いか確認しましょう

仕入れ経費では、当期に計上すべき経費が、翌期に計上されていないか注意が必要です。

例えば、上記売上同様に、取引先の請求書の締日が25日で、決算日が3月31日の会社の場合、請求書のタイミングで仕入等を計上している場合では、3月26日~3月31日の仕入等が翌期の仕入等にズレ込んでしまうことになります。

反対に、翌期に計上すべき経費が、当期に計上されていないか注意しましょう。

 

「期ズレ」については税務調査でよく見られる部分でもありますので、決算の際に正しく処理しましょう。

 

 

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