”アート思考”な経営がこれからは威力を発揮する?

 

ゴールデンウィーク明けの最初の今日は、やや曇っているものの、気温は例年通りの、過ごしやすい日になりましたね。

 

さて、今日のテーマは、 『アート思考』についてです(^.^)。

 

 

まったくの新規事業でなくても、わが社の事業に新しいアイデアを取り入れて他社と差別化できたらなぁ、と多くの経営者が考えているのではないでしょうか?

 

新しいアイデアはポンポン出てくれれば何も苦労はしませんが、やはりカンタンなことではないので、皆さんが苦労をしてしまう点ではあります。

こうしたアイデアを出すには、”ふたつの道筋” があるといわれています。

 

小山龍介氏のお話によれば、それは「サイエンス思考」と「アート思考」というふたつの思考方法。

 

 

「サイエンス思考」とは、かんたんにいうと、過去の経験や結果を分析して、想定外のリスクをできるだけ排除して確実にロジックを積み上げて、未来を予測していく、という方法。

 

一方、「アート思考」は、想定外の要素を多く取り込んで仮説を立てつつ、できるだけ想定外をなくす妥当ラインを考えながら、未来を予測する方法、といってよいでしょうか?

 絵具と白いキャンパス

 

たとえば、ブリリアントアソシエイツ社(鳥取県)のつくる、 『ピンク色の醤油』はご存じですか?

 

パッケージは、海外ブランドの香水のような容器に、カワイくて優しいピンク色の醤油が入ってます。

 

 

”ワクワク”を大事にした発想を心がけているとか。

 

また、まんがのキャラクターをつくり、ストーリーを紡ぎあげていく。その先に、商品開発をする、という斬新かつ楽しい発想です。

 

 

 

話を戻すと・・・

 

つまり、

業界の常識からは若干ハズしているけれど、バカげては決していない、というのがイノベーションだとしたら、

想定内のワクから出られない「サイエンス思考」はおのずと限界が出てくる・・・

 

だから、いま、経営で「アート思考」の要素を持つことがとても必要とされています。

 (最近「アート思考」は、ハーバード大学のビジネススクールのカリキュラムでも組み込まれていて、大変な人気ぶりのようです。)

 

アート思考を取り入れたとしても、業界の常識から外れていることが多いだけでなく、実務的に現場的に、一見、ムリだ、と思われることが多いです。

 

だから、『分かっているけどそれは無理なんだよ』的発想から抜けられない場合は、なかなか、成功するイノベーションは起こせないのかもしれません。

 

 

 

ちなみに、ユー・エス・エイ・ジャパンでは、「スィング・ザ・バット賞」というモチベーションシステムが社内にあることをテレビ番組で見ましたが、社員が自らアイデアを創出する習慣を持つべきと、人事評価でしっかり取り入れています。

 

 社内で、「アート思考」を定着させる、思い切った取組みをしてみるのも、楽しいかもしれません。。。 

 

「アート思考」もひとつの慣れ、です(^_^)/。

この思考を養える「ツール」のご提供も、当事務所で行っています。

 

お気軽にご相談ください。

 

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