健康vs不健康な”否定的”感情について

前回のブログでは、

ストレスと直結する感情である、 ”怒りのコントロール方法”を紹介してみました。

それは、

①心の中で1から10まで数える ②「想定の範囲内」と考える ③手のツボを押す  でしたね。

 

けれど、そもそも”怒りの感情”は、どんなものだったのか、と より細かく把握してみると、

その感情そのものが、やがて膨大なストレスと直結していく要素を持っているのか、あるいは軽いストレスで済んじゃえるようなものなのか、をちょっと遠巻きに(客観的に)考えてみるのも面白いかと思います。

 

岡野守也氏の著書による 『いやな気分の整理学』に、感情そのものを「健康的な感情」「不健康的な感情」とに区分しています。

その前に、まず感情を「肯定的な感情」「否定的な感情」とに分けるわけですが、問題は、後者の「否定的な感情」のほうです。

「否定的な感情」は、生きていれば、私たちは日常的に味わうものですが、同じ「否定的な感情」を”健康的か、不健康的か”、に区分する、というものです。

 

上述の怒りに関して言えば、 「健康的な否定感情」としては、”不快感” という感情として捉えます。

一方、「不健康的な否定感情」としては、 ”激怒” という感情の区分として捉えるわけです。

 

その他にも、心配(健康的)と不安(不健康的)、自責の念(健康的)と罪悪感(不健康的)、失望(健康的)と傷つくこと(不健康的)・・・などです。

 

ここで、特徴的なのが、けっして否定的な感情そのものを否定しているわけではないこと、です(^^)/。

「否定的な感情」は、社会や対人関係にちゃんと対応するために、必要な感情ですからね。

 

でも、その感情が”不健康な”ものであると、自分の身体や後々の後悔につながり、何より、自分自身に対して、不快な感情が後を引いてしまうというマイナス面が多い。

 

だから、”もし、怒り”を自分のなかに生じたとき、 ”激怒!” という感情を選択せずに、 ”不快を感じる!” というふうに心をもっていく。

こんなかんじで心を整理していくと、なるほどストレスそのものを軽減できるのだな、と感じました。

 

・・・まぁ、相手に”不快だ!” な~んて発言をしてしまうと、受け取った相手にとっては、けっこうキツイものがありますが・・・(^_^;)。

 

 

 民族衣装の男性が大声と共に突撃を選んできた

 

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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