中小会計要領ってなに?⑥

中小会計要領って何?⑤」では、「経営者自らが会計を行うことへのメリット」などについて説明をしました。

「中小会計要領ってなに?⑥」では、自社で会計を行うポイントを説明します。

 

●自社で会計を行うポイント

まず、自社で会計を行う際には下記の3つに注意して下さい。

 

①発生(実現)主義で費用、収益をとらえる

現金や預金に入金があった時に収益を計上、品物を購入し、現金で支払った時に費用を計上するのではなく、

 

収益(売上など)が実現した時に、収益を計上

 

費用が発生した時に、費用を計上

 

をします。

 

②適時・正確な記帳

中小会計要領のステップ1「会計帳簿」の1つですね。つまり、原則、毎日会計処理を行うことです。

 

③正しい会計処理を行う

中小会計要領(会計のルール)に則って会計処理を行うことです。

 

「①発生(実現)主義で費用、収益をとらえる」と「③正しい会計処理を行う」は最初の頃は会計事務所のバックアップのもと徐々にできるようになっていくことが大切です。

最初から全てのことができるわけではありません。一歩一歩着実にできることを増やしていきましょう!

 

また、「②適時・正確な記帳」は経営者(経理担当者)のやる気次第です。「会計事務所に言われたから会計処理を行う」のではなく、「自社の経営状況、財務状態をいち早く知り、経営に活かしたい!」そういう気持ちがあると、「②適時・正確な記帳」は簡単に出来ていきます。

 

この3つの注意点がクリアできれば、中小会計要領のステップ1「会計帳簿」がクリアできます。

 

中小会計要領を導入するにあたり、経営者に求められるものとして、「正直さ」だといわれています。中小会計要領は会社を良くするための道具として使うためには、事実を受け止める必要があるためです。

現在の状況を把握し、経営の舵を取る。そのためのツールとして会計を上手に活用していきましょう!

 

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