会社の健康(指標)を診てみよう⑨

「会社の健康を診てみよう⑧」では、資金繰りの指標として、「経常収支比率」について説明しましたね。

今回の「会社の健康を診てみよう⑨」では、長期的な資金繰りの指標である、「固定比率」を診てみましょう。

 

会社の健康を診てみよう⑨~貸借対照表から会社の健康状態(資金繰り)を診てみよう⑤~

 

・固定比率

 

この「固定比率」は固定資産への投資はどの程度自己資本で賄えているかを示した指標です。

 

「固定比率」は下記の計算式で算出します。

 

固定比率(%)= ※固定資産 ÷ 自己資本 × 100

※固定資産は、機械や車両、土地などの有形固定資産だけではなく、商標権などの無形固定資産も含まれます。

 

固定資産への投資は、会社のために長期にわたって収益をもたらすために行われるため、資金の回収が長期に及ぶことになります。

そのため、返済義務のない自己資本で賄うことが理想といわれています。

この「固定比率」は100%以下が望ましいといわれています。

 

そのため、会社の自己資金で、設備投資ができるように資金を確保していきましょう。

 

 

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