会社の健康(指標)を診てみよう⑩

「会社の健康を診てみよう⑨」では、長期的な資金繰りの指標として、「固定比率」について説明しましたね。

今回の「会社の健康を診てみよう⑩」では、長期的な資金繰りの指標である、「固定比率」を診てみましょう。

 

会社の健康を診てみよう⑩~貸借対照表から会社の健康状態(資金繰り)を診てみよう⑥~

 

・自己資本比率

 

この「自己資本比率」は会社の総資産のうち、どのくらいの自己資本があるのかを示す指標です。

 

「自己資本比率」は下記の計算式で算出します。

 

自己資本比率(%)= 自己資本(純資産) ÷ 総資本 × 100

 

この「自己資本比率」が高いということは、会社の総資産のうち、返済する必要のある借入金などの「他人資本」が少ないため、資金面で経営が安定していることがわかる指標となります。

 

この「自己資本比率」は50%以上あることが望ましいといわれています。

 

ただし、「自己資本比率」はあくまで、会社の総資産のうち、どれだけ自己資本があるのかがわかるだけですので、支払能力を知る際には、短期の資金繰りの指標である「流動比率」や「当座比率」などの指標を確認してください。

 

 

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