期ズレにご注意を!

4月に入り、今日から新入社員が出勤という会社も多いのではないでしょうか?

今日通勤途中、新入社員らしい人を何人か見かけました。

これからどのように成長していくか楽しみですね。

 

新年度となりましたので新たな気持ちで、今日も張り切っていきましょう!

 

●「期ズレ」にご注意を!

 

3月は多くの会社で繁忙期となるため大変忙しい時期ですね。そこで気を付けていかなければいけないのが「期ズレ」です。

 

「期ズレ」とは、当期に計上すべき売上や商品・材料仕入、経費などが翌期にズレ込んで計上されるたり、翌期に計上すべき売上や商品・材料仕入、経費などが当期にズレ込んで計上されることをいいます。

 

「期ズレ」で注意すべき点の1つ目は、売上の計上のタイミングです。

 

売上の場合、原則として商品や製品などでは「商品や製品等を引渡した日」、サービスを提供している場合では、「役務提供が完了した日」に計上します。

 

つまり、売上のタイミングは「請求書を発行したタイミング」でもなければ、「現金を受けとったタイミング」ではないということです。

 

例えば、請求書の締日が25日で、決算日が3月31日の会社の場合、請求書のタイミングで売上を計上している場合では、3月26日~3月31日の売上が翌期の売上にズレ込んでしまうことになります。

 

 

2つ目は経費の「期ズレ」が無いか確認しましょう

 

例えば、翌期に計上すべき経費が、当期に計上されていないか注意が必要です。

出張等で新幹線のチケットを早めに購入した場合、支払いが当期に行われていたとしても、新幹線の乗車が翌期の場合、その旅費交通費は当期の費用ではなく、翌期の費用となります(つまり、当期支払った新幹線のチケット代は「前払費用」ということです)。

 

反対に、当期に計上すべき経費が、翌期に計上されていないか注意しましょう。

 

4月もバタバタする時期ではありますが、「期ズレ」が起きないよう注意していきましょう!

 

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