父の命日にあたって・・・

 

 「3月15日が確定申告の期限日だから、お父さん、迷惑かけないように気を使って、次の日に亡くなったんだね~。」とその日、親戚や周りの方々から声をかけられました。

私の父が亡くなった日が3月16日。 

平成18年でしたので、ちょうど10年経ちました。

 

「いえいえ、確定申告は3月15日のぎりぎりなんてじゃなく、もっと早く終わってますけど・・・」

当時は、そんなことを心の中でそう思っていましたが、

今年は申告期限ぎりぎりの15日に終わったので、ふと、あの日の声を思い出しました。

 

 父は経営者でしたが、会社の経営を「継続」できず、法律の力で再生する道を進んだのですが、再生手続き中に、入院し 亡くなりました。

 

 経営者の家庭で育つ中で、幼い私は、経営のことなど学ぶ”すべ”など何もなく、いま考えれば、こども時代は ただただ、環境に流されるだけでした(^_^;)。

当時、怒涛のなかで、なんにもコントロールできず、じーっと忍んでいたような記憶しかないのです・・・

 

 でも、今は、自分のこと、経営のこと・・・客観的に考え、物事も、それなりに主導権をもって意思を決めることができます。

 幼い頃の経験に感謝して、いま いろいろなことを学ばせていただいています。

 

それで、私なりの知恵ができたら、それを関与先などの経営にも生かしたいと考えております。

 

 

会計的な考え方からすると、会社の目的は”経営の継続”です。

 

「継続」すること(できることは)、大変なことだけど、とても尊いことだと思います。

 

成長のスピードは、決して急激、でなくていいけれど、緩やかながらでも基盤を築きつつ、継続的な成長ができたらいいなぁ、と。

 

そのためにも、経営者は、自己の”継続的な成長”を意識して勉強していかなくては、と思うのです。

 

最近の私は、人生観や仕事観の整理、戦略や戦術のこと etc・・・といろいろと行き来して、アタマの中がややごちゃごちゃの状態・・・(^_^;)。

 

でも、これが、一本の線としてしっかりと繋がることを楽しみしている毎日です(*^_^*)。

 

 

黄色い菜の花