「ディープラーニング」(AI) vs 「アクティブラーニング」(人間界)!?

 2月29日、モニターで募った一般客を載せたロボットタクシーが初めて公道を走るという、実証実験が行われました。

このロボットタクシー、会社名も同じで、DeNAとZMPが昨年、共同で立ち上げた新規の会社です。

 

2020年の東京オリンピックの実施に合わせて、関東地域で実際に無人タクシーサービスを開始し、そのビジネスモデルを日本と世界に提案する計画だとか。

 

過疎地域、そして地方都市のような、クルマが足代わりになっている地域などで交通弱者を救済したり、平均年齢60歳を過ぎているタクシー運転手の将来の、人手不足や後継者不足に対応するするのが目的です。

 

また、安倍首相も、自動運転を2020年に実現、2017年に法整備を進めるよう、全面支持しているようですね。 

 

自動運転技術といえば、人工知能ですが、その分野で大きく注目されているのは、ディープラーニング(深層学習)です。ディープランニングとは、要するに、人間の脳神経回路システム(ニューラルネットワーク)の機械学習技術と表現?すればよいでしょうか。。。??

 

 先日、セミナーでいただいた「自動車技術調査月報」によると・・・

 

『NVIDIA※は、360度のセンシング(3次元位置情報)を小さな基板のみで処理できるスーパーコンピューターとも言える自動運転車用の車載人工知能エンジンDRIVE PX2を発表した。前年に発表した製品に比べ処理能力は約10倍向上し、1秒間に24兆円のディープラーニング演算を可能とし、複数な操作が必要となる自動運転技術を下支えする…』とあります。(※NVIDA(エヌビディア)社は米国の半導体メーカー)

とありました。

 

 

「月報」を読んでいると、もはや私のほうのニューロンがパンク状態・・・(>_<)。

 

一方、人間界??では、日本では、子供の教育に関して、従来の詰め込み型教育からの転換、思考力育成や子供たち自らが主体的に学んで問題を解決する「アクティブラーニング」の導入などを文科省が検討しているようです。

 

果たして、いつ実施となるのか・・・?

 

「ディープランニング」と「アクティブラーニング」かぁ・・・

「ラーニング」という言葉は同じでも、意味するところ、あるいは目指すところは全然違うのかもしれませんが、

「アクティブラーニング」は「現在検討中」で、「ディープランニング」は、「1秒間に24兆回演算実施中!」・・・(^_^;)。

 

いや、何が言いたいのか、というと、人間界ヤバイ・・・かも!?

 

私たち、会計事務所はヒトによって(一部、コンピューターも利用して)成り立っています。

20年後、30年後、私たちの生活はどうなっているのでしょう・・・

私たちに残された仕事の可能性としては、人間ならではの仕事、つまり感性や個性をもって、(当面)人工知能にできない、新たな感性を生かした価値を作るということ、ということになるでしょうか?

私たちの仕事は、どのように変容して、どのように対応していったらよいのだろうか・・・

 

まだまだ先の話~(^_^.)、と 悠長に構えていると、1秒間に24兆回学習するAIなんぞに到底勝てるわけないぞ、と危機感でどこか焦る私でありました。