会社の健康(指標)を診てみよう㉛

「会社の健康を診てみよう㉚」では、指標ではなく、前月や1年前など過去の「貸借対照表」と今の「貸借対照表」との比較のチェックポイントとして「前受金、前受収益、未収入金編」について説明しましたね。

 

今回の「会社の健康を診てみよう㉛」でも、指標ではなく、前月や1年前など過去の「貸借対照表」と今の「貸借対照表」との比較でのチェックポイントを診てみましょう。

 

 

会社の健康を診てみよう㉛~貸借対照表から会社の健康状態を診てみよう⑤~

 

・前渡金、前払費用、未払金編

 

「前渡金」「前払費用」「未払金」を診るときも、残高の増減について確認をしてみましょう。

 

資金繰りから診て、「前渡金」「前払費用」が増加するということは、手元の資金が減少するということになります。また、「前渡金」があるということは、「買入債務」の一部や全部が資金として支払っているため「買入債務回転期間」が短縮されることになります。

 

一方、「未払金」が増加するということは、本来なら支払うべき代金をまだ「キャッシュ」として支払っていないことから資金繰り上は支払いの猶予があり、その分手元にキャッシュが残っていることになります。ですが、いずれ支払うべき債務ですので、支払時期を確認して資金繰り計画を確認していきましょう。

 

 

 

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