近頃、「ワーケーション」が話題になっています。

その経済的効果を狙って、地方の観光地が躍起になって、企業の誘致に力を入れているようですね。

 

「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」の組み合わせ造語で、リゾートなどで休暇を楽しみつつ、その場で同時に働くこと。

自然豊かでゆったりしたリゾート地のなか　リラックスした気分で仕事することで　”創造的”な発想を促す狙いもあるようです。

 

たしかに、ＰＣ等機器を持って　オフィスを離れ、観光リゾート地で過ごすのは　先進的で スマートでかっこいい♪　ですよね＾＾。

 

アメリカをはじめ、海外の事例を参考に導入された「ワーケーション」ですが、

やはり、こうした「ワーケーション」が可能になるのは、基本的に　ＩＴ企業など一部の業種に限られることが気になります。

 

ＩＴ立国を目指すのも大事ですが、日本には　古来から

「モノづくり」という、海外に負けない強みがあります。

 

また、そのほかにも、建設業のように、

現地で汗をたくさんかいて、仕事を成し遂げるような業種ももちろん大切な任務です。

 

そうした、地味でキツい体力を使う任務や研究などを

これからの若者がとくに敬遠してしまい、「ワーケーション」できる企業がいい！かっこいい！と

偏りができてしまうと　残念だと思います。

 

現状でさえ、人手不足で悩む製造業や建設業・・・

 

地味で 地道コツコツ型で

厳しい天候と格闘しながら

任務を成し遂げる、こうした業種を

かっこいい！と思える世の中が（再び）くればいいな、と思います。

 

そのため、何をしたらよいのか？　何をどう改善し、どう伝えられたらいいのか？

 

なんてことを時々、考えています。

 

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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