社長の”自ら燃える”の基準は「燃焼点」以上で ・・・

以前、4月26日付けのブログ 果たして不燃性の経営者は存在する・・・?” にて、「自燃性」「可燃性」「不燃性」について取り上げてみましたが、

今日は、 「引火点」と「燃焼点」、そして「発火点」という別の表現を用いて 

経営者の”自ら燃える”について、お話してみたいと思います。

 

「引火点」とは、点火源を近づけたときに着火して燃焼する最低の温度をいいます。

液温が引火点以上のとき、ぼぅっと火がつくかんじです。

 

「燃焼点」とは、”燃焼が継続”するのに必要な最低の温度で、引火点より高い温度になります。

 

そして、「発火点」とは、空気中で点火源がなくても勝手に燃え上がってしまう(最低の)温度で、燃焼点よりも高い温度です。

 

・・・と、このように、温度の低い順に、「引火点」「燃焼点」「発火点」になります。

 

まさに、キッチンの揚げ油の放置による発火((>_<))が、自然発火ですねぇ。

(みなさん、くれぐれも調理には気を付けましょう~(^_^.))

 

 

経営者が”自ら燃える”のは、

『”点火源”不要! 勝手にメラメラ状態の「発火点」』

が理想なのですが、

 せめて、点火源に触れたときに継続的に燃え続けられる「燃焼点」くらいにはなりたいものですね。

 

一方で、「引火点」は、どのような場合でしょうか?

 

 

これは、ちょっと困ったケースになるのですが・・・。

 

ある経営者は、たとえば他の成功している経営者に触発されて、一時的には燃えるのですが、(ここでは、「可燃性」になっています)しばらくすると、ん?と気づいたときには、いつもの「不燃性」に近い?ひんやりと冷めた自分に戻ってる、という場合です。

 

あるいは、社長が自ら刺激を受けに行くのではなく、先方(他者)から、”この社長を燃え上がらせよう!”と企み、”点火源”を近づけてみる、といった作戦。そうすると、いったんは引火します(「可燃性」になる)。でも、しばらくするとまた、「不燃性」に戻っている・・・そして、この繰り返し、というケースも過去にはありました。

 

そう、 「可燃性」と「不燃性」は、実は、表裏一体・・・(-_-)!!

 

当時、社長を燃え上がらせようと、あの手この手で点火源を用意していましたが、今、思えば、”点火源”そのものに着目していればよかったかな、と思っています。

 

 

 社長を燃え上がらせる”点火源”は、なかなかの工夫が必要だと自覚しています。

 

さて、社長が燃えるとどうなるか・・・?

 

社長は、会社をひとりの人間のからだに置き換えれば、「頭脳」にあたります。

 

だから、社長が燃え上がるとき、本気になった「頭脳」は、全身に熱い血液を巡らせ、会社のメンバーに活気と希望を与えます。

 

 メラメラ発火!でなくても、継続して燃えられる「燃焼点」に、社長自身がいられることが何よりも大事ですね。

 

だから、社長の”点火源”にフォーカスしてみる。

 

これが私たちのサポートにおける大きなテーマです。

 

篝火

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