”見守り、応援する”という気持ちを乗せて、ことばを変えてみる

今日は、やや業界?用語になっている『モニタリング』ということばについて、です。

私が以前、事業再生に関係するお仕事をさせていただいた際には、『モニタリング』ということばは、一般的な用語のように、違和感なく頻繁に用いていたのですが・・・

 

 一方、今では、耳にしない&目にしない日がない「フィンテック」ということば。

この、フィンテックサービスによって、金融機関によるモニタリング支援が可能になってきました。

 

そもそも、『モニタリング』とは、

ネットで調べてみると、

ⅰ.状態を”監視”すること。

ⅱ.状態を把握するために,”測定”を行うこと。
 
 
 
とくに、事業再生の局面で、経営改善計画の策定後、「計画遂行状況等のモニタリング」として、
 
『策定した経営改善計画が計画どおりに進捗し経営改善が図られているかどうか、あらかじめ定められた期限ごとに定期的に、事業者が金融機関等に報告する事前準備等を行う。』
 
とあります。
 
経営改善計画が絵に描いた餅ではなく、しっかりと計画通りに実行されているかを『モニタリング』していく必要があるわけですね。
 
 
・・・ところが、当事者の経営者の立場から考えてみると、
 
 
『モニタリング』ということばは、やはり、「監視」という、ちょっと心理的に?追い詰められてしまうような印象を受けるかな、とも思います。
 
心の中で、なんとなく、抵抗感・・・(>_<)を感じてしまったら、本末転倒、というか、自由闊達!?に事業の改善に集中できなってしまうかも・・・。
 
なぜなら、再生のプロセスで、やはり 経営は谷あり山あり。
 
 
どんなときも、良かったり、ちょっと悪くなってしまったり。。とさまざまなドラマがあるのも事実だからです。
 
とくに、経営は「人」が必ず絡むので、結果(効果)が出るまでに、時間が予定よりもかかってしまうこともあります。
 
 本来は意味は違って、応援し、適時に助言を受ける目的のもとにあるわけで、
 
ご支援する経営者の方々に対し、
 
「必ず会社がよくなって、みんなが幸せになってほしい。」
 
「そのために、あなたから、目をそらさず、絶えず 見守り、応援していますよ。」という気持ちをのせて、
 
ことばを選ぶことは大事なことかもしれません。
 
 
自分自身が開業して、ふと思い至ったことです。
 
 
 
 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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